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仮面の告白~仮面浪人で東大合格~

某国公立大学から仮面浪人して東大に合格した著者がその経験を語るブログです。

気胸術後の経過(8回目/右)

手術したから終わりってわけではないんだぞ。

 

 

退院した日やその翌日は手術した右胸の辺りが猛烈に痛く腕が上げられない程であった。また、微熱も出ていたため全体的に体がだるかった。

 

そして尿道カテーテルの影響でトイレに行くたび激痛が走りしんどかった。術後4日間くらいは胸の痛みと尿道の痛みに苦しめられた。トイレは一日に何度も行くのでその度ごとにきつかった。また、ネットでは1~2日で治ると書かれていたのに4日も痛みが続いたときは焦った。全く痛みが弱まっている気配もなかったので。

 

ただ、5日目にしてその痛みが突然消えた。それはまさに歓喜の瞬間であった。

 

さて、術後5日目以降の話へ進む。

 

この辺になってくると腕も上げられるくらい痛みも治まり、熱による体のだるさも少なくなってきたがまた1つ新たな問題が生じた。

 

それは、傷口に貼ってあったシールをはがしたことによる体液の流出である。

 

術後5日経過し、かゆみもあったので特に何も言われていなかったこともありシールをはがしたが、それが間違いであった。

 

次の日、シャツを見てみるとなぜか右胸と右わきの辺りが肌色になっている。なんだこれはと思い傷口の辺りを確認してみると少しべたっとしていて体液が出てきている状態であった。最悪である。

 

しかも、それだけではなく、傷口の周りに赤い発疹のようなものができていたのである。とても気持ち悪くて見るに堪えなかった。が、どうすることもできないのでティッシュを当てるなどしてやり過ごしていたがその発疹のようなものが日に日に広がっていきかなり広範囲に発疹ができてしまった。体液も一向に止まることなく発疹も日に日に広がるのが実感できた。もう最悪である。もう最悪である。。。

 

そこから次の外来までは数日あったためその間はずっと止まらない体液と広がる発疹のことを考えていなければならなかった。

 

健康な時は感じないが自分の体の中で1箇所でもおかしい場所があると無意識にそれを考えてしまい疲れがどっと来るのである。歩いているときもガーゼがずれていないか、とかいちいち考えるのが疲れるのである。

 

そして病院に行ったら消毒液のかぶれということで塗り薬と飲み薬が処方された。それで少しはよくなるかと期待していたのだがそこから1週間、次の外来までほとんど変化はなかった。

 

ひたすら溢れ出る体液のことを考え続ける日々。

 

悲しくなってきた。

 

そして次の外来でさらに強力なステロイド軟膏を処方された。これはかなり強力でどんどん良くなっていき、体液も出なくなった。

 

胸の辺りはしびれが残るくらいで気にすることもなくなった。よかった...!と喜んでいるのも束の間(どこかで聞いたことがある、、)、次の問題がやってきた。

 

それは全身のかゆみである。耳、首、両腕、腹、背中、尻、両足、すべてがかゆい。かきすぎて皮膚が傷だらけになってしまった。冬で隠せたからまだよかったが夏だったら悲惨でった。本当に最悪である。

 

かゆみというのは嫌でも頭の中に入ってくる。忘れようと思ってもかゆいのだから絶対に忘れられない。この、脳の思考部分の大半をこういったことで占められるのが本当に嫌なのである。

 

おかげで暖房を切り忘れて家を出たり、洗濯するべき日にそれを忘れてしまったりと、日常生活に支障をきたしている。もちろん、勉強に集中などできない。

 

そして、このかゆみはたちが悪く、睡眠を阻害してくるのである。11時に布団に入ったものの、かゆいのが気になりすぎて、4時まで眠れなかった日もある。(なぜか4時から7時は眠れたのだが。)

 

腹が立ち、病院に電話すると、以前処方された飲み薬の副作用が原因だとのことであった。ここの病院とはことごとく薬が合わない。ちなみにその薬はアレルギーを抑える薬なのだがその薬の副作用でアレルギー反応が起こってしまったのである。笑える(ない)話である。

 

その後、別の薬を処方され、ようやくかゆみも治まり一段落着いたのである。