東大数学の採点方法について考察する。
解答途中の記述は重視されるのか、答えがあっていれば良いのか
東大が数学をどのように採点しているのか、東大志望者なら一度は気になったはずであろう。自分の2017年入試を基に考察する。ただし、基準は理科二類である。
大問1(1)△(2)×
大問2(1)〇(2)〇
大問3(1)〇(2)△
大問4(1)〇(2)〇(3)〇(4)〇
大問5(1)〇(2)〇
大問6(1)〇(2)△
これで84/120であった。1問20点は恐らくそうであると思われる。
一応3完してはいるものの途中記述部分は答えを合わせることを優先したため正確とは言えない答案であった。予想としてはこの3問で50/60であるがそうすると84点も取れない計算になるため意外と答えが合う方が重要なのかもしれない。54/60程取れたのであろうか。
大問1は初歩的なミスを犯してしまい3/20くらいな気がする。この大問は答案的にも予想と変わりようがないと思う。大問3と大問6はどちらも12/20くらいの予想であったがこれもまたこの計算だと84点も取れないことになる。どちらも14/20程取れたのであろうか。この2点はとても大きい。東大は部分点を意外と拾ってくれると見た。完答できなくとも自分の分かっていることを答案に少しでも多く書くことがとても大切である。このあたりは安田亨先生の東大数学を一点でも多く取る方法を参考にしてほしい。東大数学の部分点の稼ぎ方が詳細に記されている。
結論として、東大は意外と部分点を拾ってくれる。そして、答えがあっていれば多少途中の記述が雑でも点がくる。