本当に必要な化学参考書
今の時代ネットで検索すればレベル別にオススメの参考書を紹介しているサイトは山ほど見つかるのでここでは敢えて紹介数を減らし、本当に必要なものを厳選することでどれを使えばいいのか迷わないようにしました。また、対象レベルは旧帝大以上を想定しています。
化学の学習は比較的シンプルである。講義系の参考書で一通り理解した上で重要問題集を解けばほとんど十分である。化学において重要なことはただ1つ、モル計算の理解である。化学の計算問題はほぼ全て比の問題であることに気付き、反応前(平衡前)、反応量、反応後(平衡時)の量的関係に着目できれば化学の8割を理解したと言えよう。後は暗記すべきことを覚えれば完璧である。
講義系参考書
講義系参考書はこの3冊をやれば大丈夫だろう。丁寧な解説に加え、確認問題もついているため理解が深まりやすい。
問題演習
化学の重要問題集は物理のそれとは性質が違い、この1冊を何度も繰り返し解いて完璧にすることでほとんどの大学の入試問題に対応することができる。
それだけ幅広い問題を扱っており、良問が揃っている。また、A問題、B問題とレベルが分かれているため先に標準的なA問題をやってから応用的なB問題をやるという解き進め方ができる。もちろんこの問題集だけでも東大京大の入試問題に対応できないわけではないが、化学を得点源にしたい人やもう少しレベルの高い問題に慣れておきたい人は次に挙げる問題集をやるといいだろう。
問題演習応用編
これを繰り返し解き完璧にすればもう化学は心配ない。重要問題集もかなりの範囲をカバーしていると言えるが新演習はさらに、ほとんど漏れなく入試頻出事項をカバーしている。ただ、かなりボリュームのある問題集であるため何周もするにはかなり時間を要することを頭に入れておきたい。
そしていつも通り、後は過去問をやれば完成である。