本当に必要な英語参考書(長文・英作文・リスニング編)

 今の時代ネットで検索すればレベル別にオススメの参考書を紹介しているサイトは山ほど見つかるのでここでは敢えて紹介数を減らし、本当に必要なものを厳選することでどれを使えばいいのか迷わないようにしました。また、対象レベルは旧帝大以上を想定しています。

自分は東大英語で半分取れていないことからも分かる通り英語が苦手なのであまりとやかく言えないが、参考書の勉強に加えて洋画や洋書などに触れることも大切だと思う。その方が幅広い英語に対応することができ応用力がつくからだ。自分はあまりそういうことをやっていなかったのでこの結果になったのであろうか...。

 長文編

ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)

ビジュアル英文解釈 (Part2) (駿台レクチャーシリーズ)

 長文編と言っておきながら長文問題集というわけではないが非常にオススメの英文解釈参考書である。古い本でレイアウトに昭和感が残るが内容は素晴らしい。著者である伊藤和夫先生の「予測と修正」の考え方は英文解釈を学ぶ上でとても重要な考え方である。徹底的に英文解釈力を磨くことのできる良書である。正確な英文解釈なしに速読はなし、である。

やっておきたい英語長文500 (河合塾SERIES)

やっておきたい英語長文700 (河合塾SERIES)

 やっておきたいシリーズは定番であるがタイトル通りやっておきたい英語長文問題が揃っておりぜひ長文演習に使ってほしい。500はセンターレベル、700は難関大レベルである。700でも十分難しいため1000はやる必要がない気がする。

キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ 難関レベル編

 難関大を目指す人はキムタツ式の英語長文問題集をやってみてもいいだろう。スキミングという手法がメインで紹介されておりこれに慣れると長文を読むスピードも格段に上がるはずだ。難関レベルでもやっておきたい700よりは簡単なのでさくっと終わらせることができる。

英作文編

よくばり英作文―生きた重要文例418で未来を拓け! (駿台受験シリーズ)

 伝説の竹岡師の執筆した良書。東大のように大学の入試に自由英作文しか出ない場合でも和文英訳の練習は必須である。自分の中にできるだけ多くの英文のストックを持っておくことが武器になるからである。418個の日常でも使える生きた英文が収録されており受験勉強にとどまらず英会話の練習としても役立つ一冊である。

[自由英作文編]英作文のトレーニング

 自由英作文の演習に特化した参考書としてはZ会の自由英作文編英作文のトレーニングを使うといいだろう。多様な自由英作文問題が収録されておりその書き方の過程が分かりやすく解説されている。

リスニング編

灘高キムタツの東大英語リスニング (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)

 リスニング対策は東大に限るが過去問以外には2冊、やると良い参考書がある。そのうちの1冊でまず初めにやるといいのがキムタツ式東大英語リスニングである。東大入試再現度は完璧とは言えないものの東大英語型に特化したリスニング対策本は多くないので十分な仕上がりと言える。難易度も難しすぎることはないので東大入試のリスニングに慣れるという意味でも早い時期から始めてほしい。東大英語リスニングSUPERというのもあるがそれよりもクオリティの面で次に紹介する参考書をやった方が良い。

鉄緑会 東大英語リスニング

 東大入試リスニング型最強の参考書は鉄緑会の東大英語リスニングである。何といってもクオリティが他の参考書と一線を画している。徹底的に研究されつくした参考書という感じだ。とにかく間違いはないからリスニングの仕上げに必ず使ってほしい。

最後に

東大の英語25カ年[第8版] (難関校過去問シリーズ)

東大の英語リスニング15カ年[第5版] (難関校過去問シリーズ)

 いつもの通り過去問も必ずやろう。