本当に必要な国語参考書

今の時代ネットで検索すればレベル別にオススメの参考書を紹介しているサイトは山ほど見つかるのでここでは敢えて紹介数を減らし、本当に必要なものを厳選することでどれを使えばいいのか迷わないようにしました。また、対象レベルは旧帝大以上を想定しています。

国語には現代文、古文、漢文の三分野があるが現代文と古漢はその勉強法が大きく異なる。古漢に関しては古文単語、文法、漢文句形の暗記などで割と何とかなる場合が多いが、現代文はそうはいかない。現代文は今までの読書量など、ある程度の国語的センスが問われやすい。そのどうにもならないと思われがちな国語的センスを磨く勉強をする必要がある。

現代文

現代文読解の基礎講義 (駿台受験シリーズ)

この本は神である。この本に載っている現代文の解き方を訓練すると驚くほど現代文の力が伸びる。国語的センスを露骨に磨くことのできる超良書である。とにかく一度買って中を見てほしい。 著者的に最も好きな参考書である。

現代文ゴロゴ解法公式集1 センター試験編 (音声&映像講義付き)

 センター現代文の解法がタイトルにもある通り公式化しており、これまた国語的センスというふわっとした概念を論理的に磨くことができる。この参考書はセンター試験に特化しているためセンター国語を受ける人は現代文読解の基礎講義と合わせて使うといいだろう。2冊ともに、感覚的な現代文に対する論理的な解法を提示している点で軸が共通している。

古文

マドンナ古文 パワーアップ版: 別冊 「識別&訳し分け」早わかりチャートつき (大学受験超基礎シリーズ)

古文の文法を覚えるならこの一冊。非常に覚えやすい中身になっている。また、問題がついているという点も良い。

マドンナ古文単語230 パワーアップ版: 別冊単語カードつき (大学受験超基礎シリーズ)

 古文単語を覚えるならこの一冊。またもマドンナシリーズだが、古文単語を語源から解説しており非常に覚えやすい。現代文で挙げたゴロゴシリーズにもゴロで覚える古文単語帳があるがやはり古文単語はゴロよりも語源の方が圧倒的に覚えやすい。

漢文 

文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード

 漢文の重要暗記事項を覚えるならこの一冊。これまた非常に覚えやすい。句形はもちろん、漢文における重要漢字、単語、さらにはよくあるストーリー展開例まで載っておりかなり中身の詰まった参考書である。

 問題演習 

東大の現代文25カ年[第8版] (難関校過去問シリーズ)

東大の古典25カ年[第8版] (難関校過去問シリーズ)

 最後に演習として各志望校の過去問をやりこめば完璧である。