仮面浪人生活(夏休み1) - 仮面の告白~仮面浪人で東大合格~

夏休み前まででイメージしていた大学生活をやり切ってしまった。これからどう過ごしていこう。夏休みは9月末まである。まだ8月上旬だ。暇な日が死ぬほどある。私は悩みに悩んだ。

もちろん、毎日暇というわけではない。

友達とビリヤードやバーベキューをしたり、8月には東京旅行、9月には伊勢旅行があったりとイベントは盛りだくさんといえば盛りだくさんだった。

ただ、よく考えてみてほしい。

夏休みはあと50日ほどある。

その中でイベントの日数は？？

せいぜいその4分の1くらいではないか！！

残りの4分の3はいったい何をしろというのか！！

バイトはまだ始まったばかりであまりシフトを入れてくれない。サークル活動は夏休みはそんなにない。

血迷った私は100円ショップでバイトをしようと決意した。

しかし、このあたりから仮面浪人が少し頭をよぎっていた。とはいっても、受験勉強は全くしていない。(仮面浪人のため)来年働けるかわからない、夜遅い時間は厳しいと言ったところ、不採用という形に終わってしまった。

そしてバイトをすることができなくなってしまった私はさらに何を血迷ったのか、資格を取ろうと決意した。

いろいろと探していると、毎週試験が行われており比較的短期間の勉強で取得できるITパスポートという資格を見つけた。これだ！これしかない！そんな気持ちで理系とは全く関係のない資格に応募した。

丁度4日間連続で何の予定もない超暇な期間があったため、3日間フルで勉強し、4日目に試験を受けた。見事合格。その時の達成感と言ったら、言葉にできないくらい(それは言い過ぎか)大きいものだった。

しかし、そんな余韻に浸っていられるのも束の間、すぐにまた前のように暇な生活が戻ってきた。あまりにも暇だ。