東大生ブログランキング 東大生ブログランキング

仮面の告白~仮面浪人で東大合格~

某国公立大学から仮面浪人して東大に合格した著者がその経験を語るブログです。

仮面浪人生活(10月続き)

仮面浪人をしていることが遂にバレる!?

 

このまま自分から仮面浪人のことを言わなければ来年になるまで誰も分からないのではないかと思っていた。

 

しかし10月中旬、その瞬間は突然やってきた。

 

 

模試監督アルバイトをしていた時である。このバイトは知り合いに遭遇する可能性が高いため避けてはいたものの、知り合いがあまり受験していなさそうな大学の模試を応募した。

 

しかし担当教室に入った途端、一番前の席に高校時代の、しかもそれもかなり仲の良かった友人が座っていたのである!

 

正直かなり動揺したが、眼鏡からコンタクトに変わったこともあり、黙っていれば気づかれないのではと思い試験終了まで特に話しかけることもなく向こうも話しかけてくる様子はなかった。

 

試験終了後の教室の片付けの段階に入り教室から模試受験者たちが続々と出ていった。友人の彼ももう出ていったものだと思っていた。

 

しかし、教室に一つ、荷物が残っている。

 

それもその友人が座っていた席だ。

 

ん?と疑問に思ったが不思議に思っている暇もなく彼が教室に入ってきた。試験終了後教室に荷物を残してトイレに行っていたのである。そして彼が戻ってきたとき、彼以外の受験者は教室の中にいなかった。

 

そう、教室の中で彼と二人きりになってしまったのである!

 

これは話しかけざるを得ない状況である。そして初めて親以外の人に仮面浪人のことを告白することになったのである。ただ、彼も浪人生であるため、受験の話はしやすかった。同じ大学の人に暴露するよりはだいぶ気持ち的には楽だった。こんな運命的な感じで仮面を初めて公表することになるとは全く予想していなかった。

 

そして、仮面浪人していることに対する沈黙が破られた勢いはとどまらず、その1週間後くらいには大学の友人にもばれてしまった

「センター受けないよね?」

と話の流れで聞かれてしまったのである。(どんな話の流れだよとツッコみたくなるかも知れないがそういう大学・学部なのである。)

この時かなり焦ったが嘘をついても仕方がないので正直に受けると答えた。その友人はかなり驚いていた様子であった。

 

さらにその1週間後に幼馴染に会う機会がたまたまあり、そこでも公表してしまったので10月は波乱の月となったのである。